ある日ふと、過去の自分を羨んでしまうことがありました。
あの頃の私は、大企業で働いていて、今より年収も100万円ほど高くて、定時には帰れていた。
今みたいに、毎月「どうしよう」「足りるかな」と家計簿を見つめることもなかった。
「正直、あのままでよかったんじゃないか?」
そんな思いが頭をよぎった日について、今日は書いてみようと思います。
あの頃の職場──定時で帰れる環境だったけど
前の職場は、いわゆる「大企業」。
安定していて、毎年昇給があり、年功序列が徹底されていました。
決められた時間内に仕事が終わるのが当たり前で、残業はほとんどなし。
定時で帰れるという点では、本当に恵まれていたと思います。
ただ、その環境が必ずしも私にとって「働きやすい」とは言えませんでした。
人間関係のストレスはかなり大きく、心がすり減っていくような日々だったのも事実です。
「安定」は、私には息苦しかった
年功序列の職場。9割以上女性の部署。
全員年上で、「新人は黙って従うべき」という空気。
新しく入った若い社員も、半年持たずに辞めていく。
決まった業務を毎年繰り返すだけで、そこに新しい学びも挑戦もなかった。
正直、長くいたら自分が腐ってしまう気がしていました。
「ラクだけど、何も変わらない」ことに耐えられなかったんだと思います。
今の自分──大変だけど、選び直した道
いまの私は、年収で言えば前より100万円以上ダウン。
生活はカツカツで、買い物ひとつにも気を遣う毎日です。
だけど、今の職場は人間関係が良好で、副業も可能。
何より、自分の努力がスキルとして少しずつでも積み上がっている実感があります。
そして、副業や転職など、可能性のある未来が広がっている。
「変われるかもしれない」という希望が、今の私を支えてくれています。
過去に戻りたくなる日もあるけど
もちろん、「前の方がお金のことに悩まなくてよかったな」と思う日はあります。
でも、あのとき戻っていたら、私はまた同じ違和感に苦しんでいたと思う。
今は、たしかに収入面でしんどい。でも、自分で選び直した今だからこそ、
少しずつでも変わっていけるはずだと信じています。
不安だらけでも、自分の道を肯定したい。
不安だらけでも、自分の道を肯定したい
生活が苦しくても、報われていなくても、
「少なくとも今のほうが、自分を信じていられる」
そんなふうに思える瞬間が、少しずつ増えてきた気がします。
これからもたくさん迷うと思うけど、
そのたびに「自分の選択を肯定できる自分」でいられるように、
一歩ずつ、進んでいきたいと思います。
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