「私にしかできない仕事がしたい」と思った
前職は、いわゆる“安定した会社”でした。
でもその安定の中で、どこか不安を感じていました。
会社の看板があるから働けているけど、じゃあその看板を外したとき、自分に何が残るだろう?
実際、調整業務や事務処理など、ストレスがかかるわりに「自分だけのスキル」とは言えないものばかり。
それがずっとコンプレックスでした。
さらに、過去勤務していた会社の中には業績悪化による退職も経験。
「会社が潰れたら、私のキャリアも終わりなの?」と、本気で怖くなった瞬間もあります。
だからこそ、「手に職をつけたい」「私だからできる仕事がしたい」「しっかり稼げる仕事がしたい」
そんな思いが積もりに積もって、前職を退職しました。
無職期間に学んだコーディング、そして転職
退職後は、半年ほど無職期間がありました。
その間に本格的に取り組んだのが、Web制作の学習。
HTML/CSSから始めて、毎日何時間もパソコンに向かい、コードを書く日々でした。
最初は楽しくて、次第に難しくなってきて、何度も挫折しかけながらも、
なんとかポートフォリオを仕上げ、Web制作会社への転職を実現しました。
でも、現実は思っていたよりも“理想どおり”とはいかなくて──。
小規模な会社で感じる孤独と限界
私が入社したのは、小さなWeb制作会社。
…というより、正確には「Web制作を一部やっている会社」です。
私が配属されたWeb事業部は、なんと私ひとりだけ。
同僚も先輩もいません。
上司は他事業部と兼任していて非常に忙しく、Web制作について気軽に相談できる空気ではありません。そのため、実務上の悩みや課題を自力で解決しなければならないことがほとんどです。
しかも、面談で「スキルアップのサポートはできない」とはっきり言われました。
理由は単純で、会社の主力事業がWebではないから。
つまり、私はコスト扱いで、利益を出せないと存在意義もあやういのかな…話があったときは結構落ち込み
未経験で採用してもらい、Web制作の仕事をさせてもらえていることは本当に感謝しています。ただ、自分の将来を考えた時に、今の会社でステップアップしている未来が想像できない状況もあります。
これからの選択肢
正直、答えはまだ出ていません。
でも今は、「止まらない」ことを最優先に考えています。
まずは、転職活動を並行して始めるつもりです。
登録やリサーチだけなら、お金もかかりませんし。
そして、副業にも本腰を入れようと思っています。
今の会社では得られない実務経験や報酬を、外で積んでいく道もある。
副業については、また別の記事で詳しく書きたいと思います。
理想とは違っても、行動して良かった
「転職してすべてが解決した」──なんて言えません。
むしろ、今のほうが迷いは増えたかもしれません。
それでも、何もせずに不安を抱えていたあの頃より、今のほうが確実に前に進んでいるはず。
今の自分が、未来の自分をつくると信じて。
小さな前進でも、確実に歩んでいきたいと思います。
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